江沢民国家主席とプーチン大統領、
中ロ共同コミュニケに調印

 江沢民国家主席とロシアのプーチン大統領は122日北京で、「中華人民共和国とロシア連邦の共同コミュニケ」に調印した。

 このコミュニケはこの10年来、両国関係の発展を振返えたあと、「中国とロシアが善隣友好協力関係を発展し、戦略的な協力を強化する前途は明るく、その潜在力が大きいものである。両国首脳は『双方は両国のハイレベルの交流と定期会合のメカニズムを引き続き強化し、政治や軍事分野の相互信頼のレベルを向上させ、両国及び世界の重要問題についていつでも意見を交換し、両国の外交や国防、法律の執行それに、経済、科学技術など部門の協力を強化していく』と重ねて強調した。

 コミュニケはまた、「テロリズムがニューヨークやモスコワ、バリ島それに、世界の他の地区で犯した犯罪行為はテロリズムや分裂主義それに過激主義などが主権国の安全および全世界の平和と安定に大きな脅威を与えていることを示している。これらの問題の解決で二重の基準を実行してはならず、テロ取締りはあらゆる国の共同の努力に頼るべきだ」と述べている。

 コミュニケは最後に、双方はチェチンと東トルキスタンのテロリストは国際テロリスムの構成部分であり、世界各国が共にこれを非難し、取締るべきだと重ねて表明した」と述べている。