胡錦涛副主席、ロシア大統領と会見

 胡錦涛国家副主席は122日午後、北京の人民大会堂で、ロシアのプーチン大統領と親しく友好的に話し合った。

 胡副主席はプーチン大統領の訪問を熱烈に歓迎し、昨年10月のロシア実務訪問を楽しそうに振り返り、北京で大統領と再会できたことを喜んだ。

 副主席は中ロ関係を高く評価し、次のように述べた。昨年双方が「中ロ善隣友好協力条約」に調印してから、江沢民主席とプーチン大統領の関心と強力な後押しのもと、中ロ関係は大きく前進し、全面的に発展し、一連の積極的な成果をあげた。両国の政治的信頼と戦略的協力は、未曾有の高い水準に達している。そのことは両国関係が成熟し安定した新たな段階を迎えたことを示すものだ。

 また次のように強調した。長期的に安定した善隣友好協力関係を発展させることは、双方の根本的利益、両国人民の共通の願いと要請にかなっており、地域と世界の平和と安定にも役立つ。大統領閣下やロシアの友人と共に、前人の事業を受け継ぎ、将来の発展のために道を開き、中ロの善隣友好協力事業を絶えず発展させ、両国と両国人民に利益をもたらしていきたい。

 プーチン大統領は次のように述べた。ロ中の友好協力に対する副主席の積極的な評価に全面的に賛同する。政治往来、貿易経済協力と国際実務での相互協力は、ロ中の戦略的パートナーシップにおける3つの大きな柱だ。

 また次のように述べた。両国の協力関係が近年収めた進展と到達した水準を非常に大切にしている。中国と共に努力し、ロ中友好協力関係の全面的な発展を推進していきたい。それは両国人民の根本的利益にかなっており、国際関係の民主化にとっても重要な意味をもっている。

 胡副主席は中国共産党第16回全国人民代表大会の状況について紹介した。双方はまた自国の社会と経済の発展状況、テロ対策、国際情勢など共に関心を寄せる問題について意見を交換した。