江沢民国家主席、米下院外交委員長と会見

 江沢民国家主席は1210日北京で、アメリカ下院外交委員会のヘンリー・ハイド委員長と会見した際、アメリカ側が高度な戦略的立場から台湾問題を処理するよう希望した。

 この席で、江沢民国家主席は「全体的に見れば、中米関係の発展は比較的よい時期に入っている。中米関係の話題では、台湾問題に触れざるを得ない。この問題は中国と中米関係にとって非常に重要なものである。世界では中国はひとつしかない。大陸と台湾の早期統一はアジア太平洋地域、ひいては世界の平和と安定に有利であり、中米関係の安定した発展にも有利である。」と述べた。また、江沢民国家主席は「中米両国の国の事情は違うものであり、意見の食い違いがあるのは当然なことである。肝心なことは、相互尊重で、平等に相対し、大同求めて、小異を残すことにある。」と述べた上、さらに、「中米間の三つの共同コミュニケの原則に基づき、相互理解を深め、意見の食い違いを適切に処理すれば、中米関係は健全に発展し、両国の国民と世界に福をもたらすに違いないと信じている」と述べた。

 これに対して、ハイド委員長は「現在、両国のハイレベルの相互訪問が頻繁で各種の対話が進んでおり、勢いは良好である。米中関係が健全で安定的に発展し続けることを希望し、かつ信じている」と述べた。