北京市民3万人が春節に海外旅行

 関係部門が明らかにしところによると、今年の春節(旧正月、今年は212日)休暇中、3万人の北京市民がアジア、アフリカ、欧州、オセアニアなどに海外旅行する。

 一昨年から春節に海外旅行する北京市民が増えている。一昨年が1万人、昨年が2万人だった。海外旅行に関心のある人は多く、大手の中国旅行社、国際旅行社、中国青年旅行社には問い合わせの電話がひっきりなしで、営業所を訪れる人が列を作っている。旅行社側は職員を増やし、営業時間を延長しているが、対応しきれない状態という。

 北京日報の報道によると、春節に海外旅行する市民は30歳から40歳が中心で、多くは働き盛りの人たち。いつもは休暇が少ないため、比較的長い休暇がとれる春節は料金が高く、観光客が集中しても、1年の疲れを癒そうと、海外旅行をしたいという。

 海外旅行客が増えると同時に、使う金額も多くなっている。中国青年旅行社が企画したエジプト、イスラエル、トルコ観光は19000元、またオーストラリア、ニュージーランド観光は中国旅行社が15日間で23700元、国際旅行社が16日間で24600元とかなり高いが、申し込み者を躊躇させることはない。最も一般的なシンガポール、マレーシア、タイの豪華ツアーも普通より3000元ほど高いが申し込み者が募集を上回っている。