中国の学者、個人財産の保護に関する法体制の完備を強調

 『人民日報』は2月11日の紙上に、「個人財産の保護に関する法体制を完備させるべきである」と強調した中国の一部の専門家や学者の文章を掲載している。

 北京大学の励以寧教授はその文章で、「個人財産を保護することは中国の基本的な経済制度を堅持し、これを完備させる上で重要な意義をもっている。個人財産を含むすべての合法的財産は法律によって保護されるべきである」との考えを示した。

 中国政治法律大学の江平教授は「個人財産を保護することは、生存権と財産権をまもり、社会と経済の安全な秩序の良好な発展を保障することだ」との見解を示した。

 また、中国の法律では公有財産を保護することが定られていますが、個人財産への保護についてはこれまで明確な規定はなかった。