労働と社会保障部

社会保障基金は計画的に、段取りを追って資本市場に進出

 労働と社会保障部の劉永富副部長は1月20日に次のように語った。

 社会保障基金の価値維持・増加を実現するため、中国の社会保障基金は計画的に、段取りを追って資本市場に進出する。

 中国の社会保障基金はいくつかの部分に分けられるが、そのうち統一調達基金はその期限通りの支出を保障することを主な任務としているため、資本市場に進出する余分な金がない。中央政府の調達した全国社会保障基金はすでに市場化方式に基づく投資運営を試み始めており、約40%が株式市場に進出するが、企業債、国債なども相応の割合を占めると予想される。次に、個人口座基金および200余億元の企業年金基金も市場化運営方式で徐々に資本市場に進出することができる。

 ここ数年、中国の社会保障基金は剰余がある。統計データによると、2002年の中国社会保障基金の収支総量は7300余億元で、剰余額は累計3000余億元に達した。社会保障基金の蓄積の増加に従って、基金運営面で有効な投資ルートと手段がないため、基金の価値維持・増加問題はますます突出している。

中国は国際通用の方法と成功の経験を学習し、参考にして、社会保障基金の管理と投資運営を強化し、社会保障制度の持続可能な発展能力を向上させる。