中国、新たなWTO交渉で発展途上国メンバーの利益を重視するよう呼びかける

 全人代常務委員会の?志広委員「WTOの中で、発展途上国メンバーが注目している先進国メンバーの市場への進出許可に関する問題を優先的に解決すべきであり、新多角的貿易交渉で、南北の格差を縮小する確実な措置を講じて、ウルグアイ・ラウンドの合意における先進国メンバーと発展途上国メンバーの間の利益のアンバランスの問題を解決するようと呼びかけた。

 これは?志広委員が2月18日、ジュネーブで開かれた列国議会同盟と欧州会議の共同主宰による「議会とWTO会議」で述べたものである。

 その際?志広委員は「WTOの新しい加盟メンバーに新たな負担と義務をかけるべきではない。先進国メンバーと発展途上国メンバーは平等互恵を踏まえて、サービス貿易市場を開放し、先進国メンバーは発展途上国メンバーに対する技術援助と人材養成への投入を強化すべきである」と強調した。