中国証券監督管理委員会

基金業発展のために多種の措置を制定

 中国証券監督管理委員会基金監督管理部の洪らい副主任は1月22日、次のように語った。証券投資基金業界の発展と新しい情勢の要請に基づいて、中国証券監督管理委員会は、投資者の利益保護メカニズムをさらに強化し、情報公開制度と基金市場構造を完全なものにし、資産管理業務の種類を増やす。

 情報公開の面では、証券監督管理委員会は現行の基金情報公開の関係規定を改正するつもりである。改正内容には開放式基金が持続的に開放するという特徴に基づいて、定期的に更新する募集説明書で開放式基金の公開説明書に取って代わらせること、情報の内容がより充実した四半期レポートで現行の四半期投資組合せに取って代わらせること、マスメディアに説明書の要旨と年度レポートの要旨の内容を多く掲載すること、債券基金、債券型基金、指数基金、指数型基金の情報公開規則を増やすこと、募集文書の中で料率標準と構造について説明する情報の公開を増加すること、基金四半期レポートと中期レポート公開前の準備期間を短縮することなどが含まれている。証券監督管理委員会は基金評価システムの確立を積極的に推し進める。社会保障資金の上場の例をあげると、形式の面で専門機構に管理を委託することができるほか、基金購入の方式で自己管理することができる。このため、基金業績評価システムの確立を推進し、市場化の方式で基金業績等級評定機構を設置し、国外の成熟した市場の先進的経験を導入し、科学的な、標準化した評定方法を制定し、社会保障基金と広範な投資家に優れた基金を推薦する。

 このほか、証券監督管理委員会は引き続き基金業界の法律法規システムを整備し、「投資基金法」の立法を推し進め、法律を基礎として、投資顧問公司などのサービス機構の参入システム、製品基準システム、行為規範システム、監視・管理機構システムの法規建設を完成し、基金公司の業務範囲を拡大し、委託を受けた資産管理業務をめぐって必要な制度と制約メカニズムの確立を検討し、単独口座管理、厳しい「防火壁」を建造、公司の整備構造改革などの措置を通じて基金公司の自己管理と内部コントロール制度の建設を強化し、基金公司が委託資産管理業務に従事することを積極的に促し、基金業の監督・管理を強化し、基金公司の整備構造、内部コントロール、リスク管理、基金投資行為、従業員監督・管理、基金情報の公開、基金販売、委託管理銀行運営の関係監督・管理規定を健全にし、その実施に大いに力を入れ、業界の規範化運営のいちだんのレベルアップを促す。