中国とインド、「質的に新しい関係」確立を確認

中国とインドは6月24日、「中印関係の原則と全面協力についての宣言」を発表し、双方は今後これら原則を遵守し、長期的かつ建設的な協力パートナーシップの発展を推し進めることを基盤にして、質的に新しい関係を確立していくと強調している。

この宣言で定められた四つの原則とは、双方は平和共存の五原則の履行に尽力し、相互に尊重し、相手側の見解に配慮を示し、平等に対処するという基礎の上に、両国の長期的かつ建設的な協力パートナーシップの発展に力を入れること;双方は地域問題と国際問題で相互理解を深め、より幅広い緊密な協力を行なっていくこと;双方の共通の利益は相違点より多いことから、互いに脅威を与えず、互いに武力を行使したり、武力による脅威を行なったりはしないこと;双方は各レベル、各分野での二国間関係を強め、公平かつ合理的な、双方が共に受け入れられる形式で各紛争を平和解決し、紛争を起すことにより両国関係の全般的発展に影響を及ぼしてはならない。