中船グループ、2015年に世界一の造船企業を目指す

中国船舶工業グループ公司(CSSC)の陳小津総経理は、同グループ公司が2015年までに世界トップの造船企業グループとなり、中国を世界最大の造船大国につくり上げると発表した。

陳総経理は、同グループ公司は現在、上海市政府と上海地区における造船所建設に関する覚書をまとめていることを明らかにし、この新たな造船基地に傘下企業が集結することで、中国で最も進んでいる設備、最も大きな規模、生産能力をもつ造船所ができ上がると語った。

同グループ公司は、2005年に世界第5位、2010年に上位第3位に入り、2015年には世界第1位になるという明確な目標を立てている。今年1−7月の造船受注量は118万トンで、前年同期と比べて87%増え、契約ベースの造船量は592万トンで、前年同期と比べて約4倍急増している。

今年の年間造船量は200万トンであるが、来年には300万トンを突破する見込みである。そうなれば、2005年よりも1年早く世界第5位になるだろう。