今後5年、中国は世界の容量最大の建築市場に

8月15日北京で開かれた2OO3年中国建築市場国際シンポジウムでは、業界内の関係専門家は、近年来、中国の建築業は急速な発展をとげ、中国の建築市場はむこう5年内に世界の容量最大の建築市場になると予言した。

中国土木工事学会建築市場と入応札分会の年福礼理事長は次のように語った。

近年来、国の積極的な財政政策と穏健な貨幣政策の推進の下で、固定資産投資は急速に増え、建築業企業の発展と改革にわりに大きな発展の空間を提供した。統計によると、2OO2年のGDPは10兆元を上回り、そのうち建築業の生産と利潤は持続的に増え、社会全体における増加額は7000余億元に達し、GDPの7%前後を占めた。

それと同時に、施工による生産額と施工面積は急速に増加した。2OO2年、全国の4万7000余社の建築企業は建築業の生産総額を17兆余元に達成し、施工した家屋建築面積は21億平方メートルで、ともに2桁の成長態勢を呈している。

そのほか、建築据付工事への資金投下がたえず拡大され、施工任務が増えた。2002年の社会全体の固定資産投資完成総額は4兆3000余億元に達し、年間の施工件数は15万8000余件で、そのうち建築据え付け作業量は前年より17%以上増えた。

年福礼理事長は、当面、全国の各クラス主管部門は体制改革、制度整備および建築市場の整頓と規範化を行っており、これはWTO加盟後の中国建築業の高速発展のため堅実な基礎を築いた。近年来、中国の建築業は急速な発展を遂げ、中国の建築市場はむこう5年内に世界の容量最大の建築市場となるだろうと見ている。