人民解放軍、2005年までに人員を20万人削減

江沢民中央軍事委員会主席は9月1日、国防科学技術大学創立50周年記念式典に出席した際、党中央と中央軍事委員会の人民解放軍人員削減計画を明らかにした。今回の計画は2005年をめどに兵員20万人を削減するもので、人民解放軍は第9次5カ年計画期間(1996〜2000年)にすでに50万人削減を実施している。

江主席は「中国の特色のある軍の精鋭化を堅持することは、軍整備の既定方針である。人員削減は世界の新しい軍事変革と発展のすう勢に応じたもので、国家の経済建設という重要事項に貢献するために必要だ」と強調した。「現代科学技術、特に情報技術の発展に伴い、世界の軍事分野での競争は激化している。戦争の形態は、これまでの機械化から情報化へと変わりつつあり、軍隊の情報化作戦能力が決定的な役割を果たすようになってきている」と指摘したうえで、「われわれが軍隊の規模を圧縮することは、限りある戦略的資源の集中や軍の情報化整備の加速に役立つ」と述べた。