チチハル第5中学、毒ガス事故で授業間の体操を取りやめ

8月4日の旧日本軍遺棄毒ガス事故で汚染地域となったチチハル市第5中学では、教員と生徒は落ち着いた状態で、正常に授(受)業することがほぼできなくなっている。

第5中学は8月4日、毒ガス事故の第一現場となった北疆花園の建設現場から、104台分の建設残土を運び込み、運動場の整地作業を行う予定だった。事故発生後、これらの残土は再び運び出され処理された。幸いにも学校は夏休み期間中で、生徒に被害を及ぼすようなことがなかった。

同中学の何暁蘇副校長は「8月25日に学校は正常に授業を開始した。運動場の整地作業が遅れているため場所がなく、授業間の体操などが取りやめになった」と語った。生徒は放課後、教学棟の片隅にある運動場で限られた運動しかすることができない。

チチハル第5中学は4学年計16クラスで、在校生は700人。