北京の博物館

中国人民革命軍事博物館

所在地:海淀区復興路9号

交通手段:1、4、57号路線バス、地下鉄・軍事博物館駅

開館時間:8:30−16:00

入館料:5元

電話:(6686)6114

中国唯一の総合的な軍事博物館で、中華民族5000年にわたる軍事面の歴史と文化を紹介するとともに、中国人民解放軍が発展してきた壮大な歴史と国防建設での新たな成果を展示している。豊富な展示品、多彩な展示形式で、民族的風格が感じられる。館内には「北伐戦争・土地革命戦争館」「抗日戦争館」「解放戦争館」「兵器館」「古代戦争館」「近代戦争館」などの常設コーナーのほか、国防や科学技術、文化、芸術などに関する展示コーナーが非定期的に設けられている。

中国国家博物館

所在地:天安門広場東側

交通手段:1、4、57、特1号路線バス、地下鉄・天安門東駅

開館時間:8:30−16:00

入館料:10/20元

電話:(6512)8321(6526)3355

2003年2月28日に、中国歴史博物館と中国革命博物館を統合して国家博物館に改名した。同博物館は現在、改築・拡張工事を進めているが、その期間も両館は一般公開される。工事終了後は、中華民族の輝かしい歴史と偉大な業績を全面的、系統的に紹介する常設展示コーナーが設けられる。また芸術品を含む様々なテーマ別展示コーナーを設置するほか、重要な記念行事に合わせて各種の特別展を開催する計画で、歴史を縦軸の座標に、文化財の収集や考古学研究、展示が一体化された歴史・文化・芸術性を備える博物館となる。

毛主席記念堂

所在地:天安門広場

交通手段:9号路線バス、地下鉄・天安門東・西駅

開館時間:午前8:30−11:30 午後13:30−16:40(月・水・金の午後と日曜は休館)

電話:(6513)2277

1977年8月に完成。中国人民の偉大な指導者である毛沢東の遺体が中央ホール、瞻仰庁に安置されている。

首都博物館

所在地:東城区国子監街13号

交通手段:13号路線バス 104、108号路線トロリーバス

開館時間:9:00−17:00

入館料:10元

電話:(6401)2118

東城区国子監街の孔子廟内にあり、新石器時代と元・明・清代の貴重な文化財、標本など8万点余りを収蔵。「北京概略史」が常設展示されている。

北京古観象台

交通手段:1、4、52、403号路線バス 地下鉄・建国門駅

開館時間:9:00−17:30

入館料:10元

電話:(6512)8923

1442年に造られた世界でも最も古い天文台の一つ。屋上に清代の天文機器が8台展示されている。優雅で古色蒼然とした雰囲気が漂う。

中国科学技術館

所在地:北三環中軸路1号

交通手段:302、380、367号路線バス

開館時間:9:00−16:00

入館料:30元

電話:(6237)3366

中国初めての国家クラスの科学技術館で、展示ホールやオムニマックス映画ホール、研修室、図書館、音響・映像室などの施設がある。展示ホールでは、生命と環境、音声、光と情報技術、エネルギーと交通、素材と製造技術など異なる分野の展示品約500点のほか、中国古代の科学技術の成果400点余りが紹介されている。同館は総合的な科学技術博物館で、科学教育による国の振興戦略を実施し、科学技術の知識を普及するとともに、全国民の科学・文化的資質を向上させるための教育施設。

中国紫檀博物館

所在地:興隆西街9号

交通手段:312号路線バス

開館時間:9:00−17:00

電話:(8575)2818

私立の専門博物館としては全国で規模最大。精緻な紫檀の作品が1000点余り展示されている。全方位、高水準な紫檀の芸術品を鑑賞できる。

中国航空博物館

交通手段:912号路線バス

開館時間:8:00−17:00

入館料:40元

電話:(6178)4882

昌平区東部の大湯山麓にあり、アジアで最大、機種の最も揃った博物館。航空機は製造年代や機種、機体の大小によって四つの展示ホールに分類され、200機余りが展示されている。地対空ミサイルや防空レーダー、高射砲、航空爆弾、航空用カメラなど700点余りの武器・装備を収集している。

自然歴史博物館

交通手段:2、6、15、17、20、25、35、36、45、53、110、120号路線バス 105、106号路線トロリーバス

開館時間:8:30−17:00

入館料:15元

電話:(6702)4431

館内には動植物や古生物などの常設展示、恐竜や水生生物、人体の不可思議などテーマ別の展示コーナーが設けられているほか、標本約10万点、蔵書5万冊余りを収蔵している。新中国建国後に独自に開設した初めての大規模な自然科学博物館。同博物館は主に古生物や近代生物、人類学に関する研究、標本の収蔵や科学知識の普及を行っている。毎年特別展を8〜10回、市内・全国巡回展を1〜2回開催。

石刻芸術博物館

所在地:海淀区五塔寺村24号

開館時間:8:30−16:00

入館料:10元

電話:(6218)6081

真覚寺にある金剛宝座塔の前に、初めて石刻学に基づいて分類された石刻が並ぶ露天の総合博物館。各種の石刻6000点余りを収蔵している。

魯迅博物館

所在地: 阜成門内大街宮門口2条19号

交通手段: 13、101号路線バス、102、103号路線トロリーバス

開館時間: 9:00−16:00(月曜休)

入館料:5元

電話:(6615)6549

国家文物局直属の国家クラスの博物館。1956年に一般公開され、魯迅の旧居の東側にある。魯迅が生前に活動した時期と場所ごとに、自筆の原稿や写真、書籍、美術品、遺品などが展示されている。秘蔵品は数万点にのぼる。現在、一般公開されているのは展示ホールと旧居のみ。

宋慶齢故居

所在地:西城区後海北岸46号

交通手段:5、55号路線バス

開館時間:9:00−16:30(月曜休)

入館料:8元

電話:(6404)4205

名誉国家主席である宋慶齢が1963年から1981年に亡くなるまで過ごしたところ。「宋慶齢の生涯」と題して、写真約400枚、貴重な文物300点余りが展示されており、彼女の偉大な生涯と輝かしい業績が一目で理解できる。もともとは清朝最後の皇帝である溥儀の父親、醇親王載?の邸宅だったが、新中国建国後、周恩来総理が自ら宋慶齢の寓居とした。庭園に咲き乱れる花々、緑豊かな古木、連山、回流する清水、楼や堂、亭、高殿などは詩的、絵画の世界を彷彿させる。部屋や庭園は生前そのままに維持されている。

徐悲鴻記念館

所在地: 新街口北大街53号

交通手段:22、47号路線バス

開館時間:9:00−11:30 13:00−16:30

入館料:5元

電話:(6225)2265

偉大な芸術家である徐悲鴻を記念して政府が開設した。徐悲鴻の遺作1000点とその収蔵品1000余点のほか、1万点を超える各種資料を保存している。上記収蔵品はいずれも廖静文館長が徐悲鴻の遺言に従って国に寄付したもの。館内には展示室が7室あり、展示総面積は約1000平方メートル、徐悲鴻の遺作を鑑賞することができる。また200平方メートルある画廊では、書画家の個展を非定期的に開催。徐悲鴻作品の複製品をはじめ、書籍や雑誌、書画などを購入できる。

郭沫若故居

所在地: 西城区前海西街18号

交通手段: 13号路線バス、107、111号路線トロリーバス

開館時間:9:00−16:00(冬季閉館、月曜休)

入館料:8元

偉大な文化人である郭沫若は晩年の15年を、什刹海前海の西岸にある四合院(北京伝統の家屋)で過ごした。全国重要文化財の一つ。四合院の東西両側に並ぶ「廂房」(副室)が展示室になっており、詩人、学者、革命家としての郭沫若の非凡な一生が写真や数多くの直筆原稿、文献・資料で紹介されている。

老舎故居

所在地:東城区灯市口西街豊富胡同19号

開館時間:9:00−16:00

入館料:5元

電話:(6514)2612

老舎が1950年から1966年まで生活したところ。東西に並ぶ廂房を展示室に、6つの面から少年時代の様子、創作活動、各時代の作品が紹介されている。記念館は敷地面積400平方メートル。老舎は1950年にこの建物を購入し、16年過ごした間に数多くの不朽の名作を残した。図書や書画、木製の家具や生活用品が数千点展示されている。一般公開以来、内外から訪れる参観者は多い。

梅蘭芳記念館

入館料:2元

電話:(6618)3598

1986年10月に完成した典型的な四合院様式の建物で、敷地面積は700平方メートル余り。 館内に入ると、正面の青レンガ製の隠し壁の前に梅蘭芳の胸像が置かれている。 1961年に亡くなるまで、梅蘭芳は静寂で心落ち着くこの小さな庭で晩年の10年間を送った。中庭を挟んである応接室や書斎、寝室、家具などは生前のままに保存されており、外庭に面した部屋は展覧室として、梅蘭芳が生涯を通じて行ってきた芸術・社会活動を写真などで紹介。特別展も定期的に開かれている。

北京大学賽克考古・芸術博物館

所在地:海淀区・北京大学構内

電話: (6275)1667

「中国考古学教育標本展」コーナーのほか、北京大学考古学部がこの数年間に収めた重要な成果を紹介している。

北京芸術博物館

所在地:海淀区蘇州街万寿寺内

電話:(6841)3380

明・清代の名刹である万寿寺が博物館となっている。もともと皇室専用の寺院で、明代と清代に大規模な修復・増築が数回行われており、寺院と行宮、園林が一体化され、東西と中央の建築物が隣接する寺院。敷地面積は3.3ヘクタール。原始社会から明・清代に到る歴代の書画や碑文の拓本、著名人の書簡、宮廷献上の刺しゅう、陶磁器など、芸術品約5万点を収蔵している。

北京大葆台前漢墓博物館

所在地:豊台区世界公園の南側

広陽の王・劉建の地下宮殿遺跡と出土品を展示しているほか、中国歴代皇帝陵の写真展を常設している。

北京古代建築博物館

所在地:宣武区東経路21号

電話:(6317)2150

北京先農壇の中にあり、古代の建築技術と芸術作品を収蔵し、その発展史を研究、展示する中国初めての博物館。1991年9月25日に一般公開された。「中国古代の建築」コーナーでは、泥土の原始状態から明・清代の城壁、整然とした配置をもつ宮廷建築まで発展した歴史を大量の写真や図表、精緻な模型で紹介しており、勤労大衆の卓越した創造力、中国建築の悠久の歴史と輝かしい成果が理解できる。

北京遼・金城壁博物館

所在地:豊台区右外玉林小団甲40号

金の都の南城壁である水関は1151年に建造され、800年の歴史をもつ。城壁に金政権の興廃の推移が窺える。

北京古代貨幣展覧館

所在地:西城区徳勝門箭楼

古代の貨幣を約6000点保存し、その歴史を紹介する博物館。貴重な貨幣を数多く収蔵している。

北京戯曲博物館

所在地:宣武区虎坊路3号

「北京戯曲史略展」では、北京の戯曲の発展史を貴重な文献や写真、音響・映像資料で紹介している。展示品はいずれも芸術・観賞的価値が高い。

中国郵便・電信博物館

所在地:海淀区学院路40号

3000余年にわたる中国の郵便・電信の歴史を全面的に展示しているほか、通信技術の最新の成果が紹介されている。

観復古典芸術博物館

所在地:東城区朝内南小街竹竿胡同華智商務大厦

中国初の私立博物館。館内には明・清代の貴重な陶磁器や家具などが展示されている。

団城演武庁

所在地:海淀区香山南路紅旗村1号

絵画の世界を思わせる秀麗な西山を背景に、戦いに翻弄されてきた団城演武庁の歴史、そして金川の建築文化を体得することができる。

北京文化博覧交流館(智化寺)

所在地:北京東城区禄米倉胡同5号・智化寺内

入館料:5元

電話:(6513)5206  

文化財の保護と発展、継承と研究、博物館や民間人の収蔵面での交流促進を目的に1992年に設立された総合博物館。智化寺は明代正統八年(1443年)に建立された時代的特色を備えた名刹として知られる。

抗日戦争記念館

所在地:豊台区宛平大街

電話:(8389)3163

北京の西南、廬溝橋に面した宛平にある。資料センターと本館、南北に並ぶ四合院からなり、総面積は約7000平方メートル。「盧溝橋事件」の記録映画を放映しているほか、日本軍の挑発と中国の軍民が抵抗した状況が人形や音声、映像で立体的に再現されている。「全国抗日戦争館」「日本軍暴行館」「人民戦争館」「抗日戦争英雄館」が新たに設置された。

北京宦官文化陳列館

入館料:大人8元、学生4元

電話:(8872)4148

明代の宦官、万暦三十三年に建てられた田義の陵墓が陳列館となっている。顕徳祠や寿域、慈祥庵など宦官の副葬墓が合わせて5基ある。周囲は石壁で囲まれ、敷地面積は6000平方メートル。田義墓はすでに400年になるが保存状態はよく、精緻な彫刻でその名を知られている。