江沢民主席、シラク仏大統領と電話会談


 江沢民国家主席は6日夜、フランスのシラク大統領と電話会談を行い、双方は主に当面のイラク情勢について意見を交換した。

 江沢民主席はその際、「当面の情況から見ると、国連安保理の第1441号決議案の執行情況はほぼ良好であるが、関係査察システムは更に一層強化される必要がある。中国政府は引き続き政治的ルートを通じてイラク問題を解決することを主張しており、平和の扉を閉めるべきではない。フランス、ドイツ、ロシア三カ国がこのほど発表した共同声明の内容は中国政府の立場とほぼ一致しているものであり、中国側はこれを支持する」と述べた。

 これに対して、シラク大統領は、「当面のイラク情勢は非常に重要な時期にあり、この問題の解決は世界の未来に関係するものである。現在、安保理はイラクへの武力行使を容認する決議を可決すべきではないと考えており、国際社会が戦争の発生を避けるよう、引き続き共に努力していくべきだ」と述べた。

北京放送より