唐外交部長、安保理はイラク問題に関する新たな決議を採択する必要はないと強調

 中国の唐家セン外交部長は6日、ニューヨークで中国マスコミのインタビューに応じた際、「中国政府は国連安保理が現在、イラク問題についての新たな決議案、特に武力行使容認の内容が盛り込まれている新たな決議案を採択する必要はないと考えている」と述べた。

 唐家セン外交部長はその際、「イラク問題は現在、戦争か平和かの重要な時期にあり、世界各国のほとんどはイラク問題の政治的解決を主張し、戦争反対の声は非常に強い。中国はフランス、ロシア、ドイツ三カ国が今月5日発表した共同声明を支持、賛成しており、全ての措置を講じて戦争の発生を避け、その問題の政治的解決のため引き続き最大限の努力を払っていくいくべきだ」と述べた。

 なお、唐家セン外交部長は7日、安保理の公開会議に出席し、国連監視検証査察委員会のブリクス委員長が行う過去三ヶ月のイラク兵器査察情況をまとめた報告を聴取することになっている。

北京放送より