博鰲と博鰲アジアフォーラム

 瓊海市にある博鰲鎮は南海に臨み、有名な万泉河河口の所在地であり、熱帯水域の原生態を完全に保存しており、フォーラムの創立大会に出席した内外の賓客から「ユートピア」と「世界で河口の自然景観が一番よく保護されているところ」と称賛された。

 博鰲アジアフォーラムは経済グローバル化の加速と地域経済協力の急速な発展という背景の下に創設されたものである。1998年、ラモス・フィリピン元大統領、ホーク・オーストラリア元首相、細川護煕日本元首相が「アジアフォーラム」設置の構想を打ち出した。中国政府の大きな支持を得て、26の発起国の代表は昨年2月27日博鰲に集まり、博鰲アジアフォーラムの成立を発表し、「博鰲アジアフォーラム宣言」を採択した。江沢民中国国家主席は創立大会に出席し、ホスト国として、中国政府は引き続きフォーラムの健全な発展を支持すると世界に厳かに承諾した。

 博鰲アジアフォーラムは本部が中国に設けられた最初の国際会議組織である。定期的に固定した場所で会議を開く非公式、非営利、開放的な国際会議組織として、博鰲アジアフォーラムは平等、互恵、協力、ともに勝つことを主旨として、アジアに立脚し、同時にその他の地域に開放し、アジア諸国の政府、商業の指導者及び専門家、学者にハイレベルの対話プラットフォームを提供し、パートナーシップの確立を推進し、絶えず現われるグローバルな経済のチャレンジに対応する面で、アジアの観点を明らかにする。

 アジア地域の政府間協力組織の有益な補充として、博鰲アジアフォーラムは、より繁栄、安定し、調和を保ち、世界のその他の地域と平和に共存する新しいアジアを築き上げるために重要な貢献をするだろう。