中国など六カ国首脳、ヒトゲノム計画の完成について共同声明

中国科学技術部は4月15日、温家宝中国総理とアメリカ、イギリス、日本、フランスとドイツの政府首脳が発表したヒトゲノム地図の完成についての共同声明を公布した。

この共同声明は、ヒトゲノム地図の完成に祝意を表わし、科学界と医学界がこれら成果を応用し、人類の苦しみを少なくするよう期待している。 

アメリカの国家ヒトゲノム研究チームの責任者コリンス氏は、4月14日ワシントンで、「ヒトゲノムの地図化が繰り上げて作成されたことにより、世界のヒトゲノム計画で示されたすべての目標は完成した」と発表しているが、1999年にこの計画実施に参加した唯一の発展途上国である中国は、全計画の1%の任務を担い、2年繰り上げてこれを完成していたものだ。

世界のヒトゲノム計画は1990年から実施され、アメリカ、イギリス、日本、フランス、ドイツと中国の六カ国がこの研究に相次いで参加し、2005年に完成する予定でした。