呉儀副総理、第56回世界衛生会議の議長と会見

呉儀副総理兼衛生部長は、現地時間の5月17日ジュネーブで、第56回世界衛生会議の議長であるバングラデシュのフセイン厚生・福祉相と会談した。双方は今回の会議や中国のSARS・新型肺炎の疫病発生情況及び両国関係などの問題について友好的に話し合った。

呉儀副総理はその際、「現在SARSの疫病は中国で、すでに抑えられてきた。SARSは新しい伝染病であることから、これを理解し認識するには時間が必要である。中国は疫病が流行し始めた時、その厳重さを認識せず、全面的な予防措置を講じなかった。でもその後、その誤りを改めて、効果的な措置を取っている」とした上で、「中国は世界保健機関と良好で緊密な協力関係を保っている。世界保健機関の専門家は広東、北京などの地区を訪問した。中国はこれらの専門家の提案に基づき幾つかの措置を講じてきた。また中央政府は台湾民衆の健康に極めて関心を寄せている。SARSの予防と治療の面で、台湾海峡両岸の交流のルートは通じるものである」と述べた。

これに対して、フセイン厚生・福祉相は「中国はSARSの予防と治療の面で全世界に貢献をした」と述べた。