中国、台湾当局がWHOのオブザーバー参加を口実に分裂活動を進めることに反対

国務院台湾事務弁公室の李維一スポークスマンは5月28日の記者会見で、「大陸側はこれまで広範な台湾同胞の要求と利益にずっと関心を寄せているが、台湾当局が国際組織参加を口実に分裂活動を進めることに一貫して反対している」と示した。

この中で、李維一スポークスマンは「大陸側は台湾当局がWHO・世界保健機関のオブザーバー参加を口実に、『二つの中国』と『一つの中国、一つの台湾』の分裂活動を進めることを警戒し、またこれに断固反対する」との立場を明らかにした上で、「台湾当局のWHO加盟は台湾同胞の健康のためではなく、政治的な企みを図るものである」と強調した。

また、李維一スポークスマンは台湾当局が大陸側の医療援助申し出を拒否したことについて、「台湾でSARSが発生して以来、大陸各界は台湾同胞にSARS予防・治療のための医療援助を提供し、台湾同胞がSARSに勝ち取ることに協力する意向を示したが、台湾当局は大陸側の申し出を拒否した。しかし、台湾同胞に医療援助を提供することは大陸同胞の願いであり、台湾に援助するための必要な医療品はすでに用意されている」と述べた。