胡錦涛国家主席、「善隣友好を重んじて、共同発展を図る」と題する講演を行なう

ロシア訪問中の胡錦涛国家主席は5月28日、ロシアのカシヤノフ首相と会談した。この中で、胡錦涛国家主席は「両国の政治、経済などの分野における協力は両国人民に利益をもたらすと共に、世界の平和と安定にもプラスとなる」と語った。

また、胡錦涛国家主席は5月28日、モスクワ国際関係学院で「善隣友好を重んじて、共同発展を図る」と題する講演を行なった。

胡錦涛国家主席はこの中で、「中国は一貫して、独立自主の平和的外交政策を実行し、各国人民との友好交流と各分野の協力を展開していきたい」と改めて強調した。

更に、胡錦涛国家主席は「中ロ関係は中国の対外関係で極めて重要な地位を占めている。中国の新たな指導グループは両国の善隣友好と互恵協力の強化を重視しており、ロシア側と共に、『中ロ善隣友好協力条約』を実施し、政治、経済、科学技術、人文及び国際問題などにおける両国の全面的戦略協力を推し進め、中ロ関係の基礎を強化し、両国の善隣友好を促進し、共同繁栄を図っていきたい」との考えを示した。