2008年北京五輪のシンボルマークが正式発表

2008年北京オリンピックのシンボルマークの発表式典が、8月3日夜、北京にある天壇公園の祈念殿で行われ、これまで注目されていた北京オリンピックのシンボルマークが始めて公開された。

このシンボルマークは、卓球の世界チャンピョンであり、北京オリンピックのイメージキャラクターであるケ亜平さんと香港の映画俳優ジャッキー・チェンさんの護送の下に発表式典の会場に運ばれ、全人代常務委員会の呉邦国委員長とIOC・国際オリンピック委員会のファブルッゲン協調委員会会長がシンボルマークのために除幕した。

「中国マーク・踊り動く北京」と名づけられたこのシンボルマークは、独特の図形と英文の“BEIJING2008”及び五つの輪の三つの部分からなり、オリンピック史上46個目のものとなる。

図形の部分は印章をテーマとする表現方式をとり、中国の伝統的な喜びを表わす赤を用い、中国の象形文字、印章、書道などの形式と動きの特徴を結びつけ、芸術的手法を通して誇張し変形させ、前に走り進み、動きながら勝利を迎えるスポーツ選手の形を描き、またそれは北京の“京”と文化の“文”の字に見え、史上最も素晴らしいオリンピック大会を開催するという全北京の厳かな誓いをも表わしているのだ。

北京オリンピック組織委員会の劉淇会長はその挨拶で「オリンピックのシンボルマークは、国際オリンピック運動とオリンピックのイメージマークのキャリアーであり、オリンピック開催都市の文化的魅力を表わしている。これは国際オリンピック運動における最も価値ある資産の一つとなっている。」と述べた。

またIOCのロゲ委員長もテレビを通じて祝辞を述べ、北京オリンピックのシンボルマークを高く評価し、「このシンボルマークは中国の歴史と文化的特色を表わすと同時に、現代的息吹に溢れている」として、このシンボルマークがオリンピック史上最も忘れがたいシンボルマークとなるだろうとの確信を示した。