中国の不動産指数は3カ月ぶりに上昇

国家統計局が全国不動産開発産業景気指数(国房景気指数)を発表し、3カ月連続して微減していた全国の国房景気指数は、6月に入ってから再び107.04ポイントへと5月より0.67ポイント上昇し、前年同月比では2.39ポイントの上昇となった。

国家統計局は、この指数の6月以降の上昇が新型肺炎SARSの影響が徐々に薄れていくにつれて、全国の不動産開発市場も次第にもとの成長軌道に戻りつつあることを示しているとみている。

専門家によると、今年上半期(1−6月)における中国の不動産開発の特徴は、不動産開発投資が30%以上の増加率を見せており、土地供給量の増加と商品としての不動産販売価格が前年同期よりも高い水準で上昇していることである。

竣工面積、資金源、土地譲渡収入などの分類指数がそれぞれ上昇しているが、これは国房景気指数の全体的水準を押し上げる要因となっているとも分析されている。