「中日平和友好条約」締結28周年の記念イベント、
北京で開催

今年は「中日友好平和条約」の締結25周年に当たり、両国の関係史上におけるこの重要な事柄を記念するため、中日両国は様々なイベントを行っているが、このほど、橋本元首相や村山元首相、今の福田官房長官及び日中友好団体の責任者など日本各界の代表は中国に来て、様々な記念イベントに参加した。

8月9日、胡錦涛国家主席、呉邦国全人代常務委員会委員長など中国の指導者がこれら記念イベントに参加した日本側の代表と会見したが、今日の中国リポートはこのことについてお話した。

8月9日午後、胡錦涛国家主席はこれら日本代表団の一行と会見した際、「今日は、橋本、村山両元首相と日本各界の古い友人や新しい友人などと共に中日平和友好条約締結25周年を記念できて、喜びを感じている」と述べた。

胡錦涛国家主席はその際、「中日平和友好条約」を高く評価した上で、「中日双方は並々ならぬ努力を経て得た今日の中日友好の成果を大切にし、中日関係をこれからも発展させるという歴史的責任感と崇高な使命感を深く認識すべきである」と強調した。

その後、全国人民代表大会常務委員会の呉邦国委員長も日本の代表たちと会見し、「“中日平和友好条約”は“中日共同声明”で定められた一部原則を法的に確定しており、これは中日間の協力における政治的基盤となり、中日両国の国民が世々代々友好的に付き合って行くという共通の願いを表している。中国の新しい指導グループは日本との関係を重視している。長期的で安定し、かつ健全な中日関係を発展させることは両国国民に真の利益をもたらし、アジアと世界の平和と安定に対する貢献となるだろう」と述べた。

また9日夜、人民大会堂の三階ホールでは、中国人民対外友好協会と中日友好協会が盛大なレセプションを催したが、呉邦国全人代委員長と日本代表団のメンバー、及び日中友好団体の代表、北京にいる経済界文化界と商工業界の代表、それに両国の友好事業に従事してきた人々など400人余りがこれに出席した。

席上、中日友好協会の宋健会長が挨拶し、「中日関係発展の歴史は、中日間の善隣友好協力関係を発展させることはこの時代の使命であり、両国人民の共同の願いでもあり、両国人民の根本的利益と長期的利益に符合していることを証明している。中日両国の政府と民間が共に努力し、“中日共同声明”、“中日平和友好条約”と“中日共同宣言”が定めた各原則に基つき、歴史を鏡として、未来に目を向けるという精神にのっとり、“中日平和友好条約”の締結25周年を新しいスタートとし、交流を拡大し、協力を強化し、21世紀の中日善隣友好協力関係をより大きく発展させていくよう期待している」と述べた。