中国のハイテク製品輸出入に六大特徴

中国商務部筋によると、今年上半期の中国のハイテク製品輸出入に次のような6大特徴が見られた。

1、10大科学技術分野の製品輸出入はいずれも大幅に増え、コンピューター技術類や通信技術類の製品は最も主な牽引力となっている。コンピューター技術類製品の輸出入はそれぞれ42.31%、65.72%増えた。そのうち通信技術類製品の輸出入はそれぞれ58.63%、54.39%増えた。マイコン、ノートパソコン、レーザー・スタンプ・プリンター、ディスプレー、移動通信基地ステーション、デジカメなど製品の伸び率はいずれも50%以上であった。

2、加工貿易方式はハイテク製品輸出の主流であるが、通常貿易方式はハイテク技術製品輸入額の中でかなりの比重を占めている。具体的に言って、加工貿易方式の輸出額はハイテク製品輸出総額の89.65%を占め、通常貿易方式の輸入額はハイテク製品輸入総額の約3分の1を占めている。

3、ハイテク製品は主に日本、ASEANと台湾地区から輸入され、ハイテク製品輸入総額の52.05%を占めている。他方、輸出は香港、アメリカ、EUに集中し、ハイテク製品輸出総額の65.6%を占めている。

4、外国独資企業の地位が日ましに顕在化し、私営企業のハイテク製品の輸出入は急速に増えている。そのうち、1−6月の私営企業のハイテク製品輸出入はそれぞれ233.21%、292.61%増えた。6月の増加状況から分析してみると、私営企業のハイテク製品の輸出は依然として加速の段階にある。

5、青海、新疆など西部地区の省と自治区のハイテク製品輸出は急速に増えている。これらの省と自治区の1−6月の状況を分析してみると、その輸出は依然として上昇を加速する段階にあるが、総体的に見れば、中部・西部地区のハイテク製品輸出入は東部地区と比べてはるかに立ち遅れている。

6、コンピューター類、電子技術類の製品はそれぞれハイテク製品輸出入の中でトップを占めている。そのうち、自動データ処理設備の部品、付属品、ノートパソコンはハイテク製品輸出の第1、2位を占めており、集積回路(IC)及びマイコンモジュールはハイテク製品輸入の第1位を占めている。