中国のビール生産量が初めて世界一

経済成長を続けている中国の2002年のビール生産量が初めて長年第1位の座にあったアメリカを上回り世界一になったことが8月20日に、キリンビールの2002年世界主要国ビール生産量調査で明らかになった。中国では経済が急速に成長し国民の生活が豊かになって、ビール消費が急増しており、生産量は10年前の2.3倍に増えた。

キリンが各国の生産統計を取り始めた1975年以来、アメリカはビール生産のトップを守り続けてきたが、2002年には0.7%の微増にとどまった。これに対し、中国は5%増と躍進して、アメリカとのランキングを逆転させた。

中国は1993年にドイツを抜いて世界第2位となり、北京や上海などの沿岸都市で消費が伸び、生産量も年間10%前後の勢いで増え続けてきた。