曽慶紅氏、朝鮮核問題と遺棄化学兵器問題について語る

曽慶紅国家副主席は8月25日午後、北京の人民大会堂で野中広務自民党元幹事長と会見した。

曽副主席は「中日双方は今後、政治面で相互信頼を強め、経済・貿易関係を深め、ともに努力すべきである。人的往来を拡大し、地域協力を強化するため、『歴史を鏡とし、未来に目を向ける』という共通の認識を堅持するとともに、中日共同声明など3つの政治文書を順守し、歴史問題や台湾問題など敏感な問題を適切に処理すべきである。中国は今後も引き続き対日善隣友好政策を実行し、これまでどおり両国関係の発展を促すだろう」と語った。

双方は、朝鮮の核問題と日本が中国に遺棄した化学兵器問題についても意見を交換した。曽副主席は「中国側はあくまで朝鮮半島の平和と安定を守り、半島の非核化を主張し、朝鮮の安全についての合理的な関心を解決し、関係各方面が平和対話の方式で朝鮮の核問題を解決するのを積極的に促すことを主張する。日本が中国に遺棄した化学兵器は歴史問題であるとともに、現実的な問題でもある。日本政府がこれを高度に重視し、できるだけはやく完全に解決することを望む」と指摘した。