今年、西部開発プロジェクトに1300億元を投入

国務院西部地区開発指導グループ弁公室の王志宝副主任は、今年新規着工した14件の西部開発プロジェクトの総投資額は1300億元を超えることを明らかにした。

王副主任は、先日開催された「2003年金融と民間企業の西安サミット」の席上で、西部大開発戦略の実施以来、青海=チベット鉄道、「西気東輸」(西部の天然ガスを東部に輸送する)、「西電東送」(西部の電気を東部に送る)などの重点プロジェクトが全面的に着工したとし、次のように語った。

過去3年間に着工したプロジェクトは36件で、投資額は6000億元以上に達した。また、今年上半期の西部地区のGDP成長率は前年同期と比べて10.7%上昇し、固定資産投資額は前年同期と比べて40.8%増え、2000年以来の高成長を維持している。

また、昨年の同地区の貿易総額は前年と比べて22.4%増えた。都市住民の可処分所得と農民の純収入も程度の差はあるがそれぞれ増加した。

中国の今年の外資導入は700億ドルに達する見通し

WTO(世界貿易機関)研究会会長・全国人民代表大会常務委員会委員?志広氏は、「中国と西アジア経済貿易提携高級フォーラム」の席上で、今年、中国の外資導入総額が700億ドルを超え、世界第1位を維持する見通しであると述べた。

?志広氏は次のように指摘した。

中国経済の成長に必要な資金は主に国内資本に頼っているが、海外から資金を不断に吸収していることも事実である。昨年は500億ドルの外資を導入したが、この額は世界一のものである。

中国では、市場経済に関する法整備が進展を見せており、中国が世界経済と一体化する十分な基礎を築かれつつある。中国はWTO加盟をきっかけに活力を注いで、中国経済のさらなる改革・開放と国際化を目指すべきである。