外交部スポークスマン、中ロ首相会合と中国のWTO加盟協定の履行などについて記者会見

孔泉外交部スポークスマンは9月18日の記者会見で、中国とロシアは間もなく北京で第八回会合を行ない、両国関係を全面的に評価し、エネルギー分野の協力を含む次の段階の互恵協力について計画を立てていくと発表した。

孔泉スポークスマンは更に、「いま、一部の国では、中国はWTO加盟協定を完全に履行してはいないなどと議論されているが、中国はこの言い方を受け入れない」と強調した。

孔泉スポークスマンはその際、「中国はWTO加盟後、真剣かつ責任ある態度で加盟協定に基き、関税を引き下げ、サービス市場や貨物市場も段取りを追って開放し、関連の法規法律にも修正を加えるなど具体的措置を取ってきた。またWTO通報諮問局を設けて大量の関連業務をも行なっている。WTOの各機構の中国に対する過渡的審査では中国の努力を認めている。中国は責任を持つ大国であり、協定履行という立場は確固としたものである」と述べた。

また孔泉スポークスマンは、「中国はイスラエルによるアラファト議長追放に断固反対する。パレスチナ・イスラエル双方は暴力をもって暴力に対処するという状態を改め、パレスチナ・イスラエル紛争の政治解決という軌道にいち早く戻るべきだ」と強調しました。孔泉報道官はその際、「中東情勢は非常に複雑な状態となっているが、中国は、庶民を対象とした自爆テロの停止を要求すると共に、イスラエルによる“暗殺作戦”の実施にも反対している」と述べた。

更に孔泉スポークスマンは、中国の曹剛川国務委員兼国防相が、アメリカ側の招きに応じ、10月下旬アメリカを訪問すると発表した。