国務院常務会議、東北地方など旧工業基地の振興策を検討

温家宝国務院総理は9月10日、国務院常務会議を招集して、東北地方など旧工業基地の振興策について検討し、振興の方針や原則、主要任務、政策を提案し、次の重点的原則を打ち出した。

(1) 改革・開放を続行し、改革・開放で構造調整を促進する。

(2) 主に市場メカニズムに依存するが、政府も役割を適切に発揮する。

(3) 新しい形の工業化を進め、産業構造改善を促進する。

(4) 全体計画の立案と同時に個別事項の調整を進め、発展のバランスを重視する。

(5) 自力更生を主とし、国が必要に応じて支援する。

(6) 現実から出発し、実際の効果を重視する。

このほか、旧工業基地振興に関する任務、政策、施策についても検討した。

また会議では、各地域のバランスが取れた発展に向けた全体計画の策定の必要性を強調し、(1)西部大開発戦略の継続(2)東北地方など旧工業基地の振興(3)東部地方など一定の条件を備えた地域での現代化先行政策の奨励(4)東西部の連動や中部発展の後押し――などの重要性が提起された。