外交部 領土保全の国防は非難できない

外交部の孔泉スポークスマンはこのほど米国防総省が米議会に提出した中国の軍事力に関するレポートについて、「領土保全のために中国が進めている国防や軍備は非難されるべきものではない」と表明した。

同レポートは「中国は台湾に照準を合わせた短距離ミサイルを毎年75発増加し、米国より進んだ技術の獲得を目指している」と指摘している。孔スポークスマンはこれに対する受け止め方についての記者の質問に答えて、「中国は独立自主の平和外交政策を実行し、防御的な国防政策を実行しており、終始一貫して平和の道を歩んでいる。中国が主権国家として国の安全や領土保全のために進めている国防や軍備は非難されるべきものではない」と強調し、さらに「米国内の一部の人が中国の軍事力や軍事費、台湾に対する大陸の脅威を誇張する目的は、対台湾兵器輸出の口実を探し出すためにほかならない」と指摘し、「事実は雄弁に勝る。中国が世界の平和を守り共同の発展を促すプラスの力であることは、国際社会も公認している」と述べた。