南京で旧日本軍の資源略奪の手引きを発見

旧日本軍が中国の資源を略奪するにあたって参考にしたと見られる資料が9月12日、南京の衛崗で見つかった。

同資料は、1937年12月13日の南京大虐殺以前に書かれ、大虐殺後の1938年(昭和13年)6月に出版されたものと見られる。

同資料は江蘇、安徽、江西、湖北、湖南、四川、福建7省の鉱物や水産資源の分布や文化、景観、気象、地理、工場、交通などを図付きで詳細に記録しており、「満州事変」前後の中国経済の対比や工業、農業、商業の分類、データなどについて一定のスペースをさいて紹介しており、旧日本軍による中国略奪の重要な参考資料となっている。

同資料は衛崗に住む張兆竜さんが、先祖の遺品を整理していた時偶然発見したものである。