中国の自動車生産は全般的に好調で、乗用車の在庫が増加

国家統計局の統計データによると、中国の8月の乗用車生産台数は16万9400台で、前年同期と比べて89.7%増えた。

今年1−8月の生産台数は昨年の年産台数109万台を大幅に超え、今年の年間生産台数は180万台を突破する見込み。

統計データによると、8月の自動車生産台数は36万7600台で、前年同期と比べて8%増え、7月と比べて6.7ポイント上昇した。

車種別から見て、バスとトラックの生産台数が増加の傾向を示し、バスの生産台数は9万3000台、トラックは8万9500万台で、前年同期と比べてそれぞれ58.2%、30%増え、今年3月以来の高水準となった。

しかし、乗用車の生産は、7月と比べて成長率が7.4ポイント低下した。上海汽車の8月の乗用車生産台数は5万台を突破したが、他の多くの企業の生産台数はいずれも7月より減少した。

一部の自動車メーカの生産台数が大幅に減少したため、今年上半期の生産水準に回復させるのは不可能と見られている。7月の乗用車の在庫量が6万台を超え、各メーカーの大きな負担となっている。

一部の新車種は入荷待ちの状態にあり、型落ちの車種は売れ行きも芳しくなく、値下げでようやくさばけるといった状態であるという。