李肇星外交部長、第58回国連総会の一般討論で発言

李肇星外交部長は現地時間の9月24日、ニューヨークにある国連本部で開かれた第58回国連総会の一般討論で発言し、国連の役割を強化し平和と発展を促進するよう呼びかけた。

李肇星外交部長はその際、「現在、国家間の経済的つながりがますます緊密になり、区域経済の一体化は多くの地域で急速に起こってきているが、局部戦争や衝突は依然としてしばしば発生しており、人類の発展はなお深刻な試練に直面している。中国は協力を強化し、多国間主義の道を歩み、世界の多極化を促すよう各国に呼びかけている。また、中国は国連が戦後のイラクの再建で重要な役割を果すことを支持し、イラク国民の早期の主権行使回復を支持している」と述べた。

李肇星外交部長はまた、当日国連本部で開かれたアフガニスタン問題に関するハイレベル会議で、アフガニスタンの再建作業について提言を打ち出し、「アフガニスタンの平和と再建のプロセスは鍵となる時期にあり、国際社会はアフガニスタン暫定政府を断固として支持し、アフガニスタンの安全を安定させるために力を尽くすと共に援助の確約を真剣に実現すべきである」と述べた。