中国は3年後に「1兆ドル市場を提供」

中国商務部の魏建国副部長は9月24日山東省で開かれた「第3回中日韓環黄海経済・技術交流会議」の席上で、中国は今後3年を待たずして世界に1兆ドルの市場を提供し、中国の対外輸入の市場規模も1兆ドルに成長することになるとし、次のように語った。

中国はWTO加盟後、各方面で国際標準化を進め、関税の引き下げ、非関税障壁の段階的撤廃、法整備や市場整備、各産業の対外開放推進など、積極的に対外開放政策を実行している。

また、外資の積極的導入は、中国の対外開放政策にとって非常に重要であり、今後の導入拡大を促すためにも、外資系企業に対する法規制の全面的見直しや調停機関の完備を進め、知的財産権保護や中国国内における外資系企業の権益保護制度の確立に努めている。

中国、日本、韓国3カ国の経済発展に触れて、魏副部長は、経済システムなどで当然違いはあるが、経済関係の中である程度の補完性を模索することは可能である。現在、貿易関係にアンバランスが存在しているが、3カ国は良好な貿易バランスを形成、維持していくために有効な資源と製品の流通モデルを作る必要があると語った。

また、日本と韓国のハイテク技術についても、両国はこの分野で中国より進んでおり、中国は日韓両国のハイテク分野での技術提携を歓迎すると表明した。