中国は東西を結ぶ大鉄道網を建設

 中国鉄道部は最近、中国の西部地区の経済発展を促進するため、鉄道建設を加速させていると発表した。

最近の統計によると、中国西部地区の鉄道網の密度は全国平均密度のわずか52%に過ぎないという。

 ここ5年間に、西部地区で建設された鉄道線路は1万キロで、現在の西部鉄道網の営業距離は2万6660キロに達し、1997年と比べて13.3%も増えた。しかし、鉄道部の関係者は、西部鉄道網の規模は依然として小さく、その小さな輸送能力は西部大開発プロジェクトの進展を妨げていると指摘した。

 鉄道部は今後、西部地区の鉄道網の拡大、改善を重点的に行っていく予定であり、また、青海省の西寧市とチベット自治区のラサを結ぶ青蔵(青海=チベット)鉄道の建設プロジェクトの推進を基礎として、さらに成都、武漢、上海を結ぶ鉄道を建設し、東西を結ぶ大鉄道網をつくり上げる方針を明らかにした。