1−8月、中国の集団企業と民間企業の貿易額が急増

税関総署発表の最新統計データによると、今年1−8月の中国の集団企業と民間企業の貿易総額は大幅に増え、国有企業や外資系企業の増加幅を大きく上回った。

統計データによると、これらの集団企業、民間企業の輸出総額は前年同期比79.5%増の345億2000万ドルで、国有企業の前年同期比12.5%増、外資系企業の前年同期比38.9%増を大きく引き離した。その輸入総額は前年同期比93.5%増の234億6000万ドルに達した。国有企業と外資系企業の輸入総額はそれぞれ前年同期と比べて26.9%、44.2%増えた。

集団企業、民間企業の貿易総額は579億8000万ドルで、対外貿易総額の11%を占めている。これら企業の昨年の年間貿易総額は前年同期比57%増の532億ドルで、対外貿易総額に占める比率は8.6%に達した。

中国は1999年に民間企業の対外貿易営業に関する規制を撤廃してから、全国の4万社の民間企業が貿易取扱権を取得した。また商務部は今年9月から、WTO加盟に則したさらなる対外貿易の開放政策を実施し、民間企業は条件にかなっていれば、貿易権を申請することができる。

各分野の民間企業が貿易権取得を通して経営範囲を拡大した結果、現在、集団企業や民間企業が中国の対外貿易に占める重要性はますます大きくなっている。