中日首脳会談「日中関係の発展は『歴史を鏡に』」

章啓月外交部スポークスマンは10月11日の記者会見で、インドネシアのバリ島で行われた温家宝総理と小泉純一郎首相との会談について、「温総理は、中日関係の発展のためには、『歴史を鏡とし、未来に目を向ける』という考えを堅持すると同時に、『中日共同声明』など3つの重要文書の原則を順守しなければならないと述べた」ことを明らかにした。

温総理は日本側に正しく歴史に対処するよう求め、黒竜江省チチハル市の遺棄化学兵器問題について日本側の妥当な処理を要望し、「日本は遺棄化学兵器の処理を急ぐべきである」と語った。同スポークスマンは「今回の会談では、両国首脳の相互訪問には触れなかった」と述べた。