中日両国総理が平和友好条約締結25周年で祝電交換

中日平和友好条約締結25周年を迎えた23日、国務院の温家宝総理と日本の小泉純一郎首相が祝電を交換した。

温総理は祝電の中で「25年前、中日両国のかつての指導者らは、両国の人々の長期的な利益に着目し、中日平和友好条約を締結した。条約は法の形で『中日共同声明』の各原則を確認し、中日関係の政治的基礎を固めたもので、世々代々にわたる友好という人々の共通の願いを体現している」と述べた。

さらに「25年間、中日両国は同条約の定めた方向に沿って、時代の潮流に適応しながら、両国の友好協力関係を前向きに発展させてきた」としたうえで、「中日共同声明、中日平和友好条約、中日共同宣言が定めた各原則を引き続き順守し、『歴史を鏡とし、未来に目を向ける』という方針を堅持すれば、中日関係は必ず健全に安定して発展できると信じる」と表明した。

小泉首相は祝電の中で、「1972年の国交正常化と1978年の日中平和友好条約締結以来、広い分野で日中協力関係が発展を続けている。日中平和友好条約は両国の関係の土台として、終始重要な役割を果たしている」と表明し、さらに「アジア・太平洋地域や世界の事柄について、中国側と共に引き続き両国の協力強化に努め、新しい世紀に着目した日中関係をさらに発展させていきたい」との希望を伝えた。