浙江省の不動産価格が急騰

浙江省の各都市では不動産投資が急増し、マンション価格の急騰が目立っている。不動産市場全体の価格が上昇しており、杭州市や寧波市、温州市ではマンション価格が北京市や上海市、広州市などの大都市に近づいている。

浙江省統計局のデータによると、同省の不動産投資は1998年から20%以上の率で増えており、2001年と2002年の伸び率は全国の平均伸び率を大きく上回る50.4%と35.1%に達した。杭州市、寧波市、温州市の2002年の投資額は前年と比べてそれぞれ43.7%、45.5%、26.7%増えた。

投資額は今年に入っても急増しており、1−6月期の不動産開発の投資額は前年同期と比べて41.4%増え、そのうち、寧波市の不動産開発投資は前年同期と比べて62.9%増えた。

2002年に、全国の分譲住宅の平均販売価格が2.9%の伸び率を示したが、浙江省の伸び率が16.4%を記録した。そのうち寧波市、杭州市の伸び率は全国で第1位と第5位に入っている。さらに、寧波市の住宅価格の伸び率は35都市の中で3年連続してトップに置かれている。