中国企業にも好機 アウトソーシング市場が急成長

国際アウトソーシング(外部業務委託)市場が年間20%前後の成長を続けている中、業務委託先として中国企業を選択する外国企業が増えている。こうした中国企業の昨年の収益は17億ドルに達し、2005年には45億ドルに達する見込みである。

中国企業にとっては、利益に加えて国外の先進技術や管理方法の習得、人材の育成などにつながり、国際ビジネスチャンスをとらえて世界経済に参入しやすくなるなどのメリットがある。

国際的規模のアウトソーシングは1998年からスタートした。当初は数億ドルの市場規模に過ぎなかったものの、2001年には世界の商取引総額の14%にあたる4兆ドルにまで増加した。今年は5兆1000億ドル、2010年には20兆ドルに成長すると予想されている。