湖南省衡陽市、旧日本軍の巨大爆弾を処理

湖南省衡陽市の警察はこのほど、旧日本軍が遺棄した巨大爆弾の処理に成功した。同市では、インフラ建設、井戸掘り、河川の土砂除去作業などの過程で、各種爆弾300発以上を除去している。
 今回処理された爆弾は、長さ110センチ、直径60センチ、重さ約70キロ。軍事関係の専門家によると、被害半径はおよそ10メートルで、非常に強い殺傷能力がある。起爆装置が完全な状態で残っていたため、わずかな不注意も爆発する危険があった。

旧日本軍は1937年9月から、衡陽への空爆を30回余り繰り返し、爆弾、焼夷弾、毒ガス弾などを数万発投下した。特に1944年6月から47日間にわたる衡陽攻防戦では、旧日本軍の激しい攻撃により衡陽は焼け野原と化した。専門家は「当時の旧日本軍の攻撃は、衡陽市に今も大きな危険を残している」と指摘した。