切り絵・宮田雅之芸術展が北京で開催

中日平和友好条約締結25周年を記念するため、中国人民対外友好協会は2003年10月23日から27日まで故宮博物院絵画館で「切り絵・宮田雅之芸術展」を開催し、あわせて124点の作品が展示された。作品の内容は主に『史記』、『水滸伝』、『唐人伝奇』など中国の古代名著および『源氏物語』など日本の古代名著の伝統的な題材にから取材している。

宮田雅之(1926〜1997)は世界的に有名な日本の著名な切り絵芸術家である。氏は40余年の芸術生涯の中で、中国の伝統的な切り紙を基礎とし、古きを退けて新しきを出し、筆の代わりに刀を用い、スタイルが異なり、内容が豊富な作品を多く創作し、日本の独特な「切り絵」という芸術分野を切り開いた。宮田雅之は日本と中国の古典名著及び現代の文学作品を博覧、研さんし、きわめて大きな熱情と人一倍の精力で4万7000余点の作品を創作し、世界各地で250余回も個展を成功裏に行い、声名を世界に馳せた。その作品は世界各地の美術館に収蔵されている。1995年に国連創立50周年に当たり、氏は国連公式認定画家に選ばれ、その代表作「赤富士」は世界の180以上の国と地域に紹介された。

宮田雅之は生前中国の文化を愛し、中日両国の文化交流に積極的に力を注いだ。中日国交正常化25周年を記念するため、宮田雅之は1997年に上海で「切り絵」芸術展を成功裏に開いた。中日平和友好条約締結25周年に当たり、中国古典芸術の最高殿堂の故宮博物院で切り絵・宮田雅之芸術展を開催して、田雅之をしのんだ。

この展覧は中国の広範な観衆の歓迎を受けたばかりでなく、中国芸術界の同僚に観賞と参考のすばらしいチャンスを提供し、また中日両国国民の友好的感情を深め、中日両国の文化交流を促すことに新しい貢献をするものとわれわれは確信している。

(施殿文)