温家宝総理、博鰲・アジアフォーラム2003年年次総会の
開幕式で演説

博鰲・アジアフォーラム2003年年次総会は11月2日、中国南部海南省の博鰲で開幕された。

温家宝総理は開幕式で演説し、「協力を強め、発展を促し、共同利益を実現させることはアジア地域の振興の道であり、アジア人民の根本的利益でもある」と述べた。

温家宝総理はその際「アジアの発展と振興を促し、平和と安定を維持することは中国政府の一貫した方針である。平和、安全、協力、繁栄は中国がとっているアジア政策である。中国経済の持続、かつ高度な成長は中国人民だけではなく、アジアジと世界各国の人民にも利益をもたらしている。今年に入って以来、中国経済は高度成長の勢いを保ち、1月から9月まで、GDP・国内総生産は去年同期より、8.5%増えた」と強調した。

今回の博鰲アジアフォーラム2003年年次総会は『アジアの共同利益を図り、協力して発展を促す』ということをテーマにしている。

この開幕式には、中国の温家宝総理とパキスタン、タジキスタン、シンガポール、韓国などの国と地区の首脳が出席した。

尚、博鰲アジアフォーラムが2001年に発足されて以来、アジアの政界や商業界、学術界の指導者がアジアと世界への見方について話合うハイレベルの対話の場となっている。