中国の7−9月の固定資産投資額が2.4%増

国家統計局発表の最新統計データによると、今年第3・四半期の社会全体の固定資産投資額は前年同期と比べて2.4%増え、伸び幅は第1・四半期、第2・四半期と比べてそれぞれ1.6ポイント、1.1ポイント上昇した。

その期間に、新型肺炎SARSの影響を完全に払拭していらい、全国に建設の高まりが盛り上がり、投資規模の拡大やプロジェクト建設の着工が相次いだことによって、固定資産への投資も急速に増えた。

建築、取付工事などへの投資が前年同期と比べて4.7%増え、第1、第2・四半期と比べてそれぞれ2.5ポイント、1.9ポイント上昇した。

不動産への投資も順調な伸びを見せ、投資額は前年同期と比べて1.6%増えた。

設備、工業器具買入れの面では前年同期と比べて3%減り、固定資産投資総額の増加幅にマイナス0.7ポイントの影響を与えた。特に通信設備、コンピュータ及び電子機器の価格は前年同期と比べて6%減った。計器類、オフィス用品、電気機械、器材、運輸設備なども前年同期と比べて2%減った。

今年1−9月の社会全体の固定資産投資額は前年同期比1.5%増加した。中国国家統計局は今年の目標の増加幅として1.8%前後を見込んでいる。