中国環境保護総局局長、国連笹川賞を受賞

 国連環境計画(UNEP)は10月27日、今年のUNEP笹川環境賞を中国国家環境保護総局の解振華局長とブラジルの環境保護組織責任者に授与すると発表した。

UNEPのテプファー事務局長は「2人は政府と下部組織で環境保護活動を行っており、持続可能な開発という目標に向かってより多くの人々が参加するよう努力し続けてきた」と高く評価し、「環境保護分野で中国が挙げてきた業績は、中国の経済発展が地域や世界の環境にとって脅威となるという見方には根拠がないことを表している」と強調した。

笹川環境賞は、環境保護分野を対象とした国連の最高賞の1つで、日本財団の出資で1984年に設立され、世界中の環境保護に尽くした個人、組織を毎年顕彰している。