発展改革委副主任、「農村労働力を9400万人移転」

 国家発展改革委員会の王春正副主任は25日の第10期全国人民代表大会常務委員会第5回会議で、小都市の発展および農村の余剰労働力の移転に関する報告を行い、「農村労働力の移転は1990年代から顕在化し、農業部の調査から推計すると、外部へ移転した農村労働力は9400万人に達している」と述べた。

王副主任は「農村余剰労働力の移転の加速は、いくらかゆとりのある社会の全面的建設に向けた重大な戦略的任務である」と強調し、農村から移転する労働力に見られる新たな特長として(1)労働力の質が向上した(2)移転先は主に東部地域である(3)サービス業への浸透が早い(4)農民の増収手段としての役割が強まった(5)農村経済発展や精神文明建設、都市部と農村部の格差解消促進に重要な役割を果たしている5点があると指摘した。