中日共同で「SARS予防・治療モデルエリア」建設へ

中国科学技術部・国際科学技術合作司の金炬副司長は10月26日、「中日協力SARS予防・治療国際シンポジウム」の席上で、中日が共同で広州市に国際的基準に沿った「SARS予防・治療モデルエリア」を建設する予定であることを明らかにした。協力の詳細なことについては目下検討中である。

日本は重症急性呼吸器症候群(SARS)流行を経験していないものの、優れた公衆衛生技術・環境を持ち、院内感染対策と技術では世界で最も進んでいると見られている。

またシンポジウムの開催について、金副司長は「中日平和友好条約締結25周年にあたる今年、中日両国の指導者はSARS対策を協力して進めるという共通認識に達し、本シンポジウムの開催に至った」と述べ、「本シンポジウムは中日両国のSARS対策協力にとって重要であり、良いスタートである」と強調した。