考古学者の町田章氏に中国社会科学院栄誉教授の称号

中国社会科学院は11月3日、日本の著名な考古学者町田章氏に「中国社会科学院栄誉教授」の称号を送った。同称号を贈られたのは、外国人としては初めてである。

町田氏は日本奈良文化研究所所長で、中国と日本の古代都城史をテーマとする考古学研究が専門、中日文化交流に長期間にわたり尽力してきた。1985年には、中国の学者らとともに後漢・三国時代の魏・晋・北魏(紀元206年〜534年)の首都が置かれた洛陽の永寧寺遺跡、前漢時代(紀元前206年〜紀元23年)の首都・長安の桂宮遺跡、唐代(618年〜907年)の首都・長安の大明宮太掖遺跡の調査など、国際的な考古学発掘プロジェクトに参加した。