上海市、大学生を対象に知的財産権キャンペーン

上海大学で11月2日、「知的財産権と大学生」をテーマとするキャンペーンが始まり、復旦大学、交通大学、同済大学など上海市内の大学29校の学生1600人が参加した。

テーマ大会では、発明家、企業家と学生の代表が交流し、専利(特許、実用新案、意匠)取得、知的財産権保護、特許の実施について理解を深めた。また、上海大学知的財産権学院で学ぶ袁慧さんが全学生向けの「知的財産権の尊重と保護に関する提案書」を読み上げ、学生自らが知的財産権の理解者・開拓者・保護者となるよう呼びかけた。会場では千人以上の学生が同提案書に署名した。

キャンペーンは、知的財産権がキャンパスに浸透する最初の一歩に過ぎない。大学生に「他人の知的財産権を尊重し、自己の知的財産権を創造、保護する」理念を確立させるため、上海市は「大学での知的財産権活動の強化に関する若干の意見」を提出した。同意見は、大学での知的財産権関連法教育の授業・教科書での採用を明文規定し、さまざまなレベルと形式による知的財産権の専門教育実施を奨励している。また、大学院生の特許出願は経費を補助することを明確にし、「知的財産権管理モデル校行動計画」を実施している。